スペーサープラグ工法は、既設管路において管内にプラグを設けることで、流下機能を保ちつつドライ状態にすることにより、各種工事を円滑に行うための水替え工法です。

【スペーサープラグ工法の特徴】

1. プラグ本体を分割することで、マンホール蓋から降ろして施工できます。またボックスカルバート、矩形渠、馬蹄渠にも対応しています。
2. 人孔改築工事、割り込み人孔工事、マンホール管口耐震化工事、管更生工事、布設替え工事などに対応しています。
3. 汚水を完全に止水できます。円形管で0.1MPa、ボックスカルバートで0.07MPaの水密性能を確認しています。
4. 取り付けは、機械的構造により長期間の設置が可能です。
5. 設置後は、安全で衛生環境に優れた中で工事が行えます。

下水管の検査や工事の際、専用の装置を用いて下水管をバイパスさせて汚水を流す工法です。作業区画の断水を避けつつ、ドライな環境で作業することができます。

もし仮排水を行わず、下水を垂れ流しのままで施工してしまうと、周辺土壌や地下水の汚染、臭気等が発生し、公衆衛生や周辺環境に多大な悪影響を及ぼしてしまいます。また、掘削部底面の地耐力不足が懸念されるほか、ポンプ釜場の保守等に時間を要し、作業効率が大きく低下します。

確実な仮排水の設計、施工を行うことでこのような事態を避けられ、安心・安全性の確保と良好な作業環境のもと、高品質の管路造成につながります。

腐食劣化したマンホールを、更生材や鉄筋コンクリートを用いて耐震補強します。

ずれ対策が行われていないマンホールの内側の目地部分に、ゴム被覆されたステンレス製のプレートをアンカーで固定する工法です。目地部のズレを防止することで、流下機能を確保し、道路の陥没を防ぎます。

【プレートロック工法の特徴】

1. レベル2地震動に対応した耐震性を持っています。
2. 目地部は0.1MPaの止水性能を保ちます。
3. プレートを目地部に取り付けるだけで施工が完了します。
4. 現場に合わせた施工を選択でき、経済的です。（地下水位に応じて目地の止水施工を行うことができます。）

更生管と既設マンホールの接続部に、耐震性継手を非開削で設置し、耐震化する工法です。
本工法は、管更生時を除きスペーサープラグを設置することで下水供用下でも施工可能です。

【ゴライアス工法の特徴】

1. 新設と同等のレベル2地震動に対応した耐震性継手を設置します。
2. 全て非開削にて施工が可能です。
3. 既設管・更生管（施工前・施工時・施工後）を選ばず、全ての管口に施工できます。また、全ての管種・管径に対応しています。

マンホールに消散弁を設置することで、周辺の地盤が液状化した際のマンホールの浮上を抑制する工法です。

地震により地下水を含んだ砂質地盤に強い揺れが働くことで、砂粒子と砂粒子との間隙に静水圧を超える圧力の発生を過剰間隙水圧といいます。この圧力により、砂粒子同士の接合が切れ、砂粒子が水の中を漂う状態が液状化現象です。この現象が発生することにより、比重の軽いマンホールが隆起させられてしまいます。

【フロートレス工法の特徴】

1. 液状化現象による既設マンホールの浮上を抑制します。
2. スピーディで安全で確実な施工が可能です。
3. 施工費が経済的です。
4. わずかな作業スペースで施工が可能です。
5. 地域住民の生活で交通などへの影響が少ない工法です。

設の人孔（マンホール）と管渠の接続部を弾性のある構造にすることで、地震による管渠の破損を防ぐ工法です。

【既設人孔耐震化工法の特徴】

1. 既設マンホールと管の接続部を非開削により耐震化します。
2. レベル2地震動に対して下水の流下機能を確保します。さらに、レベル2地震動による最大屈曲角5度、最大抜け出し長さ100mmまで可変します。
3. 周辺地盤や地下埋設物に対する影響がほとんどなく、地域住民の生活及び交通量への影響が少ない工法です。

円形に路面を切断し、マンホール鉄蓋の維持修繕を行う工法です。路面の破砕作業と転圧の工程が不要になるため、騒音削減と工期短縮に繋がります。

【パラボラ工法の特徴】

1. パラボラ形状の切断面は素晴らしい密着性を発揮します。円形球面の切断エッジは摩擦抵抗が曲線へ分散されることを意昧し、大きな荷重に耐えられます。
2. 円形球面切断面の補修部は周囲の舗装と一体化しやすい特性があります。
3. これまでの垂直切断では、路盤との摩擦抵抗に限界があり分離しやすい弱点がありました。その僅かな分離面より雨水の侵入を許し、崩壊が起こっていたのです。円形球面切断は大きな摩擦力で分離を防止します。
4. 単体移動が可能な切断機と関連機材は、いずれも小型であり交通規制範囲を最小限にし、狭小な生活道路や交差点の補修も容易に施工可能です。

下水道マンホール内のステップを正確・迅速に取り替える工法です。
マンホールという、危険を伴う作業環境において抜群の機動性を発揮しマンホール内の、削孔時における粉塵も殆ど無く健康面からも安心して作業に取り組めます。小型で軽量設計は一人による作業を可能としその上操作も簡単なため作業効率もアップして工期短縮に大きく寄与します。

既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管することで管渠を更生する工法です。
あらゆる管渠で、水を流しながら施工できることが特徴です。

【SPR工法の特徴】

1. 非開削で水を流しながら施工可能
2. 既設管の老朽化が著しい、残存強度が把握できない、偏平している場面でも自立管で対応可能
3. 鉄筋コンクリート管、強化プラスチック複合管、コルゲート管などあらゆる管種に適用可能
4. 施工を任意に中断可能
5. 大口径管渠に対応可能（スパン途中での部分施工も可能）
6. 現場硬化を伴わない工場製品による更生で安定した品質
7. 地震動や液状化に伴う永久ひずみに追従する耐震性

既設のマンホールを利用して、管渠内にシールホースを引き込み、蒸気で加熱硬化させる工法です。

【パルテム工法の特徴】

1. 『管きょ更生工法における設計・施工管理ガイドライン』に沿った設計が可能
2. 地震に強く、地盤変動にも追従する優れた工法
3. 優れた耐ストレインコロージョン性能
4. 環境にやさしく、短時間施工を実現
5. 新管と同等以上の流下能力
6. 優れた耐久性と欠損部にも対応
7. 安定した施工と品質管理
8. より薄く、より経済的に二層構造管にも対応

工場で含浸された更生材を管内に引き入れた後、更生材を拡張し、温水または蒸気で硬化させることによって、既設の管渠内に新たな管渠を形成する工法です。

【オールライナー工法の特徴】

1. 管種・管径管形状を選ばず施工可能
2. 段差、屈曲部でも滑らかな仕上がり
3. 非近接施工が可能
4. 現場状況に応じた材料の厚みを選択可能
5. 低臭気システムに加えて低スチレンライナーを実現
6. 適用管径：Φ150mm～Φ1,500mm
7. 温水・蒸気での施工が可能

人々が安心して社会生活を送れるよう、一般土木工事と呼ばれる道路や河川改修を行っています。
また、水道の布設・改修工事も承っております。